経済学にはお金にまつわる言葉がよく登場しますが、
お金儲けに関する学問ではありません。
経済学が目的としているのは、
「資源をどのように効率良く配分しているか」ということを分析したり、
仮説を立てて理論付けることです。
ちなみに、ここでいう資源とは、
石油や天然ガスなどの「原料」だけではありません。
「労働力」や「個人の時間」など、
取引に関するもの全てを「資源」と考えます。
では、次に「効率の良い配分」について説明しましょう。
たとえば、隣り合わせで2軒が並ぶスーパーで、
リンゴが100円と70円で売られているとします。
この場合、誰でも70円のリンゴを選ぶと思いますが、
1個100円のスーパーが近所にあり、
1個70円のスーパーが車で3時間の場所にあった場合はどうでしょう。
「時間」という資源を考えると、
1個100円のスーパーを選ぶのが最適ですね。