ユートピア |
ある冬の寒い日、清彦は燃える物を探してゴミ置き場をあさっていた。 すると、新聞紙の束と六法全書を拾った。 テントまでの道中、六法全書を落としてしまった。 六法全書のとあるページが開いた。そのページの文字が目に飛び込んできた。 なんとなく六法全書は燃やさずに、後で読もうと思ってテントに置いた。 すると、清彦の携帯電話が鳴った。 清彦は電話に出た。 電話の内容は、 大学生の時に書いた卒業論文『ロボット待望論』を書籍化したいというものだった。 もちろん、書籍化にOKを出した清彦は運良く印税収入を獲た。 |