うつ病や統合失調症などの心の病気には、
どうしてかかってしまうのでしょう?
実は、人間関係などの社会的ストレスが大きく関わっているとはいわれているものの、
明確な原因というのはわかっていません。
ただ、メカニズムについてはかなり明らかになっています。
多くの心の病気は、脳の神経が変調をきたし、
神経伝達物質のはたらきが悪くなってしまうのです。
そのため、思考や想像、快・不快といった感情がうまく形成できなくなり、
一日中ふさぎ込んだり、逆に怒りっぽくなったりしてしまうのです。
脳のはたらきが変調すると、心だけでなく体にも不調が起きます。
自覚症状があった場合、早めに専門家の診断を受けることで、早期回復が期待できます。