心の病気を扱う専門家として、精神科医と臨床心理士がよく知られています。
この2つ、似ているようで、実はまったく違う専門家なのです。
一番大きく違うのは、仕事内容です。
精神科医はうつ病などの病気に対して、
投薬などの治療を行います。
これに対して臨床心理士は、
カウンセリングによってクライエント自身で回復する手助けを行います。
いわゆる心理カウンセラーは臨床心理士を指すのです。
また、職業に就くための資格も、
精神科医は治療を行うために医師免許が必要となりますが、
臨床心理士は臨床心理士資格取得審査に合格すると取得できる民間資格になります。
今後、公認心理師という国家資格も誕生しますが、基本的な役割は臨床心理士と同じになります。